抜けないのに抜き差し管

入荷したホルン
ヤマハ668ND

販売するにあたっての修理です。
F管側は、なんとか抜けましたが
B♭管側は、全く抜けません💧
微動だにしません…

あることをしますと抜けます。

無理に引っ張ると支柱から取れたり
管が曲がったり良いことないので
少し引っ張って抜けない時は
修理依頼してください。
よっぽどでなければ抜けます
ロータリーバルブも錆びてます。
でもこれはそれ程ひどいものでは
ありませんね。比較的よい方だと思います。
ロータリーケーシング内部も錆びてますので 
お湯で洗って、薬品で錆びを落とします。
このくらい錆びが無くなると
良いかなと思います

↓はロータリーバルブ錆び落とし後
やみくもに磨いてるわけでもないので
なかなか説明が難しいですが
まあストレスなくクルクル回る様に
磨くわけですね。 
バルブがキレイになったから単純に動きが
改善されるわけでもないのがロータリーバルブの特徴かもしれませんね。
ピストンバルブと違って簡単に開けれる
構造ではないので、ここの動きがよい状態を保つには、日々ロータリーオイル注油は欠かせないわけでして…

ロータリーオイル、バルブオイルは使う前、使った後、両方ですが注油してくださいね

ケチっても仕方ないのがロータリーオイル、バルブオイルです。 

このオイルだけは
オイルですが「湯水の如く」使っても良いと思います。
それなりに値段はしますが動かなくなるより、ずっしり良いです。
今日作業した楽器の様に
キチンと整備した物であれば、安くて量の多いロータリーオイルで良いかと思います。
質より量で選んでください。ここだけは。

オイル輸入元に叱られそうですけども、カタログでは胸踊る商品アピールをしてますが、そんなに大きく変わらないとは思います。
そもそも動きの悪いロータリーには、別な問題があるので、オイルを変えたから動かなかったロータリーが動く様になるわけはありませんので。

さてさて
明日からはクラリネット3本オーバーホールやら
なんやら。12本くらい修理が待機してまして
早めに仕上げたいニッカンテナーサックスに
手をつけられません😭早く作って売りたいんですが…睡眠時間を削って仕事せねば…