入ってきても喜べない仕事のこと

だいたい1ヶ月くらい前のこと
バスクラリネットを倒してしまい
キイが動かなくなってしまった…

納めたのはだいたい2週間くらい前でしょうか…
その際にお代は頂戴してます。

昨日また連絡が
バスクラリネットを「また」倒してしまった…

前回とは違うキイがかなり曲がっておりまして… またお預かりしてます。

不可抗力は必ずありますが
それを考慮しても、立て続けに起きる現象では
ないと経験上から、そう思います。

修理屋なので…
ビジネスライクに考えますと
「修理代が高額になってラッキー‼️稼がせてくれてありがとう😊」となるのかも知れませんが
僕は大嫌いです。そういうの。
人の不幸を金に換算することは恥ずかしいと
亡くなったお婆ちゃんからキツく言われてますので。

倒したご本人が深妙な面持ちや顔面蒼白で
深く反省している様子でしたら
「大変だったね。何とかできるようにするから気をようね」となりますが

やれ
「このバスクラリネットスタンド、クソなんですよね。良く倒れます(笑)」
「もうスタンドに立てない方が良いですよね?」
「直りますか?(笑)」
など反省してる様子は全く見受けられないので
顧問の先生と事前打ち合わせの通り
昨日はしっかりと叱らせてもらいました。
「君には楽器を、物を大切にしよう。愛情を持って接しようと言う心は無いの?」
「君は将来、進学したり就職したりする。どちらの場合も学校の先生は『部活に一生懸命取り組み、素晴らしい人物だから採用お願いします』と推薦書を作ってくれるはず。不可抗力はある。でもその心で大丈夫?お金の問題では無いの。悪い事は立て続けに起こりがち。だから心を変えないと悪い事をドンドン引き込む体質になる。わかるかね?」

自分自身が決して良い子ではなかったので
偉そうに言える義理ではないですし
楽器修理屋の分際で厚かましいとは思いますが
違うと思うんですね。壊した時の雰囲気が。
どうも「直してくれるから良いや」とか
「スタンドが不安定だから私は悪くない」
と言う考えが先にきてる様な気がします。
※顧問の先生が「全然反省してる様子がなくて困る」とのことでしたので打ち合わせの上で、叱ってます。

部活動に接する先生方は、往々にして先生の自己犠牲の上に成り立っていると思います。
部活のスローガンで「感謝」などと良く聞きますが、先生は家族サービスできずに家族から「やんややんや」言われてる状況は想像しますか?
夏休みもほとんどなく墓参りにも行けない、田舎に帰って友達と過ごすこともままならない生活なこと理解できますか?
授業の準備や会議など先生にはとてつもない量の仕事がありますが、身を粉にしていること理解してますか?
そういう姿を言わずもがな生徒は見て理解することが部活動の良いところなのでは無いか?間違った道に進むことを矯正してくれるのが親であり先生だと思うので、
誤解を恐れずに言えば
「毛も生えそろってねぇしケツも青いうちはグダグタ文句を言わねぇでオトナや先輩の言うこと聴きやがれ‼️」と私の場合は頭の中でそうなります。

どこの世界にも「のれんに腕押し」はいますが
少なくとも学校と言う場所は、そういう人材を世に放つことをしない様にしてくれている人生にとって貴重な場所だと思ってます。

間違ってるのかな?俺…



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コメント: 1
  • #1

    名無し (土曜日, 01 10月 2016 10:49)

    楽器をもって間もない子どもたちにはよくあることですよね・・!
    私はなにも間違っていないと思いますよ!!
    本当のことをいってくれる方は、子どもにとってはすごく有り難いことです。いまは理解してもらえなくても、あとから理解し、行動してくれれば、こんな喜ばしいことはないですよね!