ピストンのフェルトについて考えましょう

いつもご覧いただきありがとうございます。


学校備品の整備をご依頼受けますが、

ご依頼内容で良くあるのが

「ピストンを動かすとうるさいからフェルトを交換してほしい」と言うもの。

誤解を恐れずに言えば

「そんなもの簡単なんで、フェルトやらパーツを販売するので自分でやってください」

と言うことです。


左の図は、ユーフォニアムです。

バルブキャップを開け全部バラバラにすると、こうなります。

押し笠とバルブキャップの間には

押し笠パッドと押し笠フェルトが入り

これをピストン軸で止めています。


バルブキャップとバルブの間には

バルブフェルト、バルブパッド、ワッシャー

、バルブガイドが入り、これまたピストン軸で止まっています。

バルブガイドの裏面には突起がありますので、これをバルブ上に2つある穴の小さい方にセットします。

これを間違うと息が入りません。まれに息が入っても変な音になります。

ここを良く間違うので注意してください。

「洗ってから音がでない」なんてこと聞いたこと一度はありますよね?

最後にスプリングです。

ピストン機構の上から順に説明しましたが、おわかりいただけましたか?


フェルトの交換による作用

これはもう「音が静かになる」

それが一番の効用ですね。

交換時に必要な工具

・挟んでも傷のつかないペンチ

ペンチの挟む部分はギザギザになってますが、その部分がプラスチックになっているペンチが売ってます。それをホームセンターで買ってください。パートで1本持っていると重宝するかもしれませんね。

固着したピストン軸は、「押し笠から」「バルブから」素手で外すことは超人ハルク級の握力が無ければほぼ無理です。手入れが行き届いている楽器は簡単に外せますけれども。

ペンチで挟む部分は「ピストン軸」です。バルブは挟まないでください。

バルブを挟んだ時点でThe End終了です。バルブ交換コースで1本で10000円くらいかかります。


ガチャガチャ音の原因

フェルトを交換しても、まだガチャガチャうるさい。そんな時に確認するのは

・スプリング

・上下のキャップなどネジ込みが完全にされているか?

です。

ヤマハのスプリングにはコーティング処理がされています。コーティングは長くて1年ほどで剥がれてしまいますので、バネ同士がぶつかってガチャガチャと音が鳴ります。

ですので定期的に交換が必要です。

上下のキャップとはバルブキャップと底蓋(ボトムキャップ)のことです。

完全に閉まって」いないとガチャガチャ音が鳴ります。

ピストン軸もバルブと押し笠に最後までねじ込まれていないとガチャガチャ音が鳴ります。


フェルトとスプリングの交換は簡単です!

楽器を洗ったときにぜひチャレンジしてみてください。


こんな時は修理を依頼してください!自分で絶対にやらないで

・バルブキャップ、ボトムキャップが開かない

キャップのネジ部が錆びています。普通には開きません。

学校の先生で「俺も修理できるぞ」と言う方そこそこいますが

ウォーターペンチプライヤーで思いっきりボトムキャップを握って

ぶっ壊している先生がいます。

完全に間違いですし、ぶっ壊しているだけですから・・・

バルブケーシング自体が再生不可能になるケースもありますので、プライヤーだけは

使わないでくださいね。ほとんど直せるとは思いますが、ケーシングを潰すと

修理料金の安い当方でも1本5000円以上頂かないと割に合いません。


・バルブキャップ、ボトムキャップがスムーズに回らない

ネジ山が潰れています。早いうちなら再生できますので修理依頼してください。


ヤマハユーフォニアムピストン系消耗品セット 950円(税込)

1セットでピストンバルブ1本が修繕できます。

押し笠フェルト、押し笠パッド、バルブフェルト、バルブパッド、ワッシャー、バルブガイド

ピストンバネが各1個入り

※送料別途かかります。

ショッピングカートの設定ができていないので

メールでご注文ください。






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コメント: 1
  • #1

    中村 理 (日曜日, 12 11月 2017 22:39)

    ヤマハユーフォニアムYEP-842S用ピストン系消耗品セット1台分(4本)を購入希望。
    価格、購入方法をご連絡お願いいたします。